Sri Lanka Tourism News

スリランカ観光ニュース

Presented by KSTC

 

このページについて

2021年コロナ禍におけるスリランカ旅行のための情報を記したページです。

2024年現在は制限なくご旅行いただけます。

スリランカ旅行のキーポイント

・ミニマムステイの制限はありません。1泊2日からでも旅行が可能です。

・特定の隔離施設での隔離などはありません。

・旅行者は最初の13泊14日間は安全認証レベル1の認可を受けたホテルのみご宿泊いただけます。

・プールやスパなど、宿泊者はホテルの全ての施設を使用することが可能です。

・旅行者はバイオセキュリティーバブル(Bio-bubble、トラベルバブル)の環境内で認可を受けた観光地を訪れることができます。

・オンラインビザ申請の際に、PCR検査(1回 USD 40、滞在日数によって検査回数が変わります)および保険(USD 12)にかかる費用を支払う必要があります。保険は新型コロナウイルスの感染が現地で認められた場合1ヶ月USD 50,000まで保証するものです。

新型コロナワクチン接種者への対応が4月7日より変更となりました。新型コロナワクチン接種者は入国から24〜48時間は安全認証レベル1の認可を受けたホテルにご宿泊いただき、入国後最初のPCR検査で陰性が出た場合には自由にご旅行いただけます。

バイオセキュリティーバブル(Bio-Bubble、トラベルバブル)とは?

感染リスクを最小限に抑えるため、特定の空間、特定の人々などを除いた、外界との交流を完全に遮断した隔離環境のことを指します。

スリランカの場合、旅行者は入国から13泊14日の間、安全対策の認証を受けたホテルおよび観光施設のみ訪問が許されている他、移動に際しても安全対策の認証を受けた旅行会社が手配する専用車のみ利用が可能となっています。

また、認証を受けたホテルのスタッフ、認証を受けた旅行会社が手配するドライバーおよびガイドとの接触のみ許されています。現地の人々との交流は、特定の観光従事者を除き一切遮断されている環境下でご旅行いただく形になります。

入国から13泊14日までは、隔離施設等での隔離などはありませんが、訪れることができる場所や人々を制限したバイオセキュリティーバブルの環境下でのみ旅行が可能となっています。

 

スリランカ旅行のステップ

1. 航空券と安全認証レベル1の認証を受けたホテルなどの予約

・安全認証レベル1のホテルの予約を行う際に、スリランカ到着後のPCR検査費用1回あたりUSD 40および新型コロナウイルス保険USD 12も合わせて支払いが必要になります。

・現地で必要なPCR検査数は滞在日数によって変わります。日本帰国にあたっては、スリランカ出国から72時間以内のPCR検査結果が必要となります。帰国前のPCR検査も合わせて予約しましょう。

・オンライン予約サイトなどからも予約が可能ですが、空港からの送迎手配やPCR検査の支払いなど英語でのやりとりとなるので、不安な方は旅行会社を通してのお申し込みがおすすめです。

・2件以上のホテルに滞在する場合、または訪問が許されている観光地など訪問希望の場合も、安全認証を受けた移動手段の手配が必要になりますので旅行会社を通してのお申し込みがおすすめです。

・入国から13泊14日までは旅行計画を事前に確定し、全て事前に予約をしておく必要があります。現地に行ってから決めるということはできませんのでご注意ください。

※日本ではまだ接種が進んでいませんが、新型コロナワクチン接種済みの旅行者は、入国から24〜48時間のみ安全認証レベル1のホテルの予約が必要です。2日目以降の旅行計画は必要ありません。

2. 観光ビザのオンライン申請

ETA(電子査証/オンラインビザ)の申請サイトより観光ビザを申請します。

・ETA申請サイトは全て英語になります。よくわからない場合には、観光ビザ申請代行を行なっている日本の旅行会社などに依頼するのがおすすめです。

・ETA申請後に発行される確認番号を予約済みの安全認証レベル1ホテルへ連絡する必要があります。

・ETA申請にあたっては、「スリランカETA日本語代行サイト」などETAサイトに見せかけた代行サイトなどがありますのでご注意ください。

3. 日本国内でのPCR検査の予約

・フライトの搭乗時間より96時間以内に発行された新型コロナウイルス陰性を示すPCR検査結果が必要となります。

経済産業省のTeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)のウェブサイトより「新型コロナウイルス検査証明機関登録簿」をご確認ください。認定を受けていない試験所での証明書は無効となりますのでご注意ください。

・PCR検査結果を証明する書類には、日付だけではなく時間も必ず記載していただくことをおすすめします。

・日本語の証明書は認められません。英語の証明書を発行してもらう必要があります。

・出発の3日前(72時間前)または2日前(48時間前)などでPCR検査の予約をしておくと間違いがないかと思います。

4. 出発直前の準備

・フライトの搭乗にあたっては下記の書類が必要となりますので準備しましょう。

(1) フライトの96時間以内に認定試験所より発行された、陰性を示すPCR検査結果の証明書

(2) 健康申告書(HDF) 事前に印刷して記入をしておきましょう。英語となりますので不安な方は旅行会社などに相談されることをおすすめします。

・その他念のため、ETA(電子査証/オンラインビザ)の取得番号を印刷したもの、ホテルまたは旅行会社の予約確認書もお手元に用意されることをおすすめします。

5. 日本帰国にあたっての準備

・日本の水際対策のため、スリランカ出国の72時間以内に受けた新型コロナウイルス陰性を示すPCR検査結果が必要となります。宿泊している安全認証レベル1のホテルで必ず受けるようにしましょう。

・また、日本帰国後は公共交通機関の利用ができない他、14日間ホテルや自宅での自主隔離が求められています。空港からご自宅や自主隔離場所へはコロナタクシーや新型コロナウイルス対策をした帰国者用ハイヤーなどを予約しておくことをおすすめします。

・コロナタクシー、帰国者用ハイヤー一覧については厚生労働省のウェブサイトに掲載されています。「ホームページリンク掲載に関する基準を満たすハイヤー会社またはハイヤーを調達できる旅行会社の紹介」をご参照ください。

・日本の水際対策措置については外務省の海外安全ホームページをご確認ください。



スリランカ旅行にあたっての安全対策

下記はスリランカ政府観光局が提供するSri Lanka Tourism Safety Protocolをできる限りわかりやすく翻訳したものになります。翻訳ミスや違訳等がある場合もございますので、参考情報としてご利用ください(旅行者に不利益や損害が発生する場合であっても、その責任を一切負いません)。

1. 国際便での入国について

・旅行者はスケジュールフライト、チャーター便、プライベートジェットなどでカトゥナーヤカ空港(コロンボ)またはマッタラ空港(ハンバントータ)から入国ができます。

・カトゥナーヤカ空港は、ACI(国際空港評議会)が実施するAirport Health Accreditationプログラムの認証を取得し、感染症対策をおこなっています。

・入国可能な旅行者数は、民間検査施設の検査キャパシティーによって保健省および観光省によって決められています。

・外国人旅行者の他、二重国籍を持つスリランカ人、外国人の伴侶を持つスリランカ人、外国のパスポートを持つ商用渡航者も、安全対策のガイドラインを尊守すれば渡航が可能です。

・全ての旅客機は、尊守すべき安全対策を行なっているか、民間航空当局の了解を得る必要があります。

・このガイドラインはビジネスビザでの渡航者には適応されません。

・客室乗務員のための特別な措置については、感染症対策のガイドラインに基づき、事前に民間航空当局および空港航空局の承認済みです。

・スリランカ観光開発局は、入国者の詳細について、フライトの到着前に保健省および各エリアの医務官に情報提供をします。

日本からはどうやって渡航できる?

2021年4月現在、スリランカ航空が成田ーコロンボ間の直行便を週3便運行中です。5月10日以降は週4便に増便されます。

日本発 UL455便
2021年4月7日〜5月9日
火木土 成田11:20発⇨コロンボ17:10着
2021年5月10日~7月1日
木土 成田11:20発⇨コロンボ17:10着

コロンボ発 UL454便 
2021年4月7日〜5月9日
月水金 コロンボ19:15発⇨成田07:35着(翌日)
2021年5月10日〜6月30日
水金 コロンボ19:15発⇨成田07:35着(翌日)

2. ビザ申請について

・事前にETA(オンライン査証/オンラインビザ)申請サイトにて申請しなければなりません。ビザの申請前に、安全認証レベル1を受けたホテルまたは安全認証を受けた旅行会社を通して、事前にPCR検査費用および保険費用を支払う必要があります。この支払いが済むと、オンラインビザの申請の際に必要な参照番号がホテルまたは旅行会社より発行されます。

・PCR検査は、滞在日数によって保健省により決められた回数分事前に費用を支払う必要があります。PCR検査1回の費用はUSD 40となります(入国時に必ずPCR検査が必要のため、最低1回は検査が必要となります)。4泊5日以下の滞在の場合には1回のみ、5泊6日〜13泊14日の場合2回、14泊以上滞在場合には3回のPCR検査費用を事前に支払う必要があります。12才未満のお子様はPCR検査が免除となっております。

・予約をした安全認証レベル1を受けたホテルまたは安全認証を受けた旅行会社を通して、現地の民間保険会社People’s Insurance PLCによるCovid-19保険に必ずお申し込みいただきます。1ヶ月USD 50,000を保証する保険で、お一人様あたりUSD 12となります。

・ビザの申請の際に、安全認証レベル1を受けたホテルの予約確認書が滞在日数分(1泊2日〜13泊14日まで)必要となります。ミニマムステイの制限はありません。14泊以上する場合には、14泊目以降の予約確認書は必要ありません。

・ビザ発行と同時に、旅行者情報が各エリアの医務官に情報提供され、各宿泊予定ホテルへの到着まで情報が更新されます。

新型コロナワクチン接種者の場合

新型コロナワクチン接種者も、事前にETA申請サイトにてビザの取得が必要です。また、入国の際に必要なPCR検査の費用1回分USD 40、新型コロナ保険USD 12の支払いも必要です。また、入国から24〜48時間は安全認証レベル1の認証を受けたホテルへの宿泊、安全認証を受けた移動手段での移動が必要です。

日本の水際対策についても必ずご確認を!

現在海外から日本へ入国する全ての方(日本国籍を含む)は、検疫所へ「出国前72時間以内に受けた検査の結果の証明書」の提示が必要です。この検査証明書が提示できない場合、日本への上陸が認められないことになります。

検査証明書には満たすべき要件があり、必ず詳細を読んで、搭乗前に、ご自身で、要件を満たしているかご確認ください。詳細については厚生労働省のウェブサイトもご参考ください。

3. 渡航前の準備について

・旅行者はフライトの96時間以内に、日本国内の認定試験所により発行された、陰性を示すPCR検査結果の証明書が必要です。飛行機への搭乗の際に提示します。

・また、搭乗前または現地到着前に指定の健康申告書(HDF)の提出が必要となります。

・ビザ申請の前に購入が必要な保険は1ヶ月USD 50,000を保証します。新型コロナウイルス以外の治療費等を保証するものではありません。別途海外旅行保険への加入がおすすめです。

※新型コロナワクチン接種者の場合

・新型コロナワクチン接種完了後(2回接種)2週間をすぎてから入国される旅行者は、新型コロナワクチン接種完了済みと見なされます。

・出発される国で認められた、流通している新型コロナワクチンであればどの種類のワクチンでも認められます。

・12才未満のお子様は、新型コロナワクチン接種済みの保護者と共に入国することができますが、2才以上のお子様は、入国の際にPCR検査が必要となります。2才未満のお子様はPCR検査の必要はありませんが、保護者に新型コロナウイルスの症状が見られる場合にはPCR検査を受ける必要があります。

・新型コロナワクチン接種者も、フライトの96時間以内に認定試験所より発行された、陰性を示すPCR検査結果の証明書が必要です。

・病院等から発行された、新型コロナワクチン接種完了を証明する英文書類が必要です。こちらコピーは認められておらず、承認印またはサインの入った原本が必要となります。

・搭乗前または現地到着前に指定の健康申告書(HDF)の提出が必要となります

日本国内のPCR検査認定試験所はどこですか?

経済産業省のTeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)のウェブサイトより「新型コロナウイルス検査証明機関登録簿」をご確認ください。認定を受けていない試験所での証明書は無効となりますのでご注意ください。

4. 宿泊施設について:旅行者関連

・入国から1泊2日〜13泊14日までは、安全認証レベル1のホテルに宿泊が必要です。

・旅行者はミニマムステイの制限なく滞在が可能です。1泊2日から13泊14日までは安全認証レベル1のホテルに事前予約が必要です。

・入国より13泊14日までは、安全認証レベル1のホテルであれば、到着時のPCR検査が陰性であれば、1箇所のホテルだけではなく、他の安全認証レベル1のホテルへ宿泊も可能です(ホテル間の移動に際しては、バイオセキュリティーバブル環境での移動が必要です、つまり、渡航前に安全認証を受けた旅行会社を通して、専用車、ドライバーを予約しておく必要があります)。

・入国から13泊14日までは旅行者は、宿泊ホテルの外へ移動することが許されていません。ただ、保健省による協議の元、新型コロナウイルス対策タクスフォースによる認可を受けた観光地のみ、バイオセキュリティーバブル環境下であれば訪問が可能です(到着時のPCR検査が陰性の場合に限ります)。

・スリランカ観光開発局は随時、安全認証レベル1のホテルが基準を尊守しているか評価と監査を行なっています。

・安全認証レベル1に認定されたホテルは独自のQRコードを提示しており、旅行者は健康状態などのフィードバックを提供する必要のある場合があります。

・各ホテルでは、ホテル内およびホテル近郊にて効果的な行動制限をとっています。

・スパやホテルなどの共通エリアは利用が可能ですが、ソーシャルディスタンスなどの一般的な新型コロナウイルス感染対策が厳しく尊守されています。

・ホテル宿泊者は、入国から13泊14日まで安全認証レベル1のホテル宿泊中、現地在住者を招いたり、もてなすことはできません。

・入国後、安全認証レベル1ホテルにて13泊14日間の滞在が終わった後、PCR検査結果が陰性の場合、ホテルを離れて、安全認証レベル1以外のホテルにも宿泊が可能な他、現地在住者に接触することも可能です。

※新型コロナワクチン接種者の場合

新型コロナワクチン接種者も入国から24〜48時間の間は安全認証レベル1の認証を受けたホテルのみご宿泊いただけます。PCR検査の結果が陰性の場合には、その後自由にご旅行いただけます。

どのホテルは安全認証レベル1に指定されていますか?

安全認証レベル1のホテルはスリランカ政府観光局のウェブサイトにて確認することができます。2021年4月の時点で169件のホテルが安全認証レベル1に指定されています。

これらのホテルは、ホテルスタッフおよび認証を受けたドライバー、ガイドなどを除き、現地在住者の訪問および宿泊は一切認められていません。安全認証レベル1のホテル宿泊中でも、現地在住者との交流は一切不可となっています。

コロンボ市内のホテルや、ヘリタンスカンダラマなど、結婚式やイベントなどで現地在住者にも人気のホテルは、現地在住者のみ利用ができるよう安全認証レベル1に登録されていません。これらのホテルは、入国後13泊14日が経過したのち、PCR検査が陰性の場合には宿泊することができます。

5. 宿泊施設に関して:ホテル関連

・ホテル、旅行会社、ツアーオペレーターは、旅行者のホテル予約、移動手段、訪問予定地などの詳細を、保健省の医務官およびスリランカ観光開発局に予約後すぐに、旅行者の到着前に共有することが求められています。

・安全認証レベル1に認証されたホテルのみ、入国後、1泊2日〜13泊14日までの外国人旅行者の予約受付を認められています。

・旅行者は入国から13泊14日まで、バイオセキュリティーバブル環境下で認定された観光地を訪れることを除き、ホテルを離れることはできません。

・旅行者は入国から13泊14日まで、バイオセキュリティーバブル環境下で移動することを条件に、安全認証レベル1の認定を受けた他のホテルへ宿泊変更することが可能です。

・旅行者は入国から13泊14日まで、安全認証レベル1の認証を受けたホテル1箇所から数カ所宿泊することが求められます。

・旅行者およびホテルはつねに新型コロナウイルス感染対策のガイドラインを尊守必要があります。

・健康状態を常に監視することがホテルには求められています。ホテルは旅行者およびスタッフの健康状態を把握するため、専任の医務官をアレンジすることが必須となっています。

・各ホテルは、事前に保健省のエリア管轄の医務官に、専任の医務官の連絡先などの詳細を提供する必要があります。

・ホテルは最大75%の稼働率で営業しています。残りの客室は、万が一新型コロナウイルスの感染者が出た場合の感染者および濃厚接触者を隔離するために使用するために残されています。

・別々のフライトでの入国でも同じホテルでの予約を受け入れています。ホテルでは可能な限り別々のフライトで入国したグループが混在しないよう対策を取るよう求められています。

・各ホテルは予約状況に応じて適切な部屋割り計画を求められています。

・各ホテルでは、予約状況を予約後からお客様の到着までに各エリアの保健省医官およびスリランカ観光開発局へ情報提供することが求められています。

・旅行者の入国から13泊14日までの間、ホテル内およびホテル周辺において旅行者とローカルコミュニティーとの接触が一切無いよう、効果的な移動制限の実施が不可欠となっています。

・入国から13泊14日間の期間が終了しても、公共の交通機関の利用を旅行者へ奨励しないよう求められています。

・ホテルドクターは、保健省、新型コロナウイルス対策タスクフォース、およびスリランカ政府開発局に、宿泊者およびスタッフの健康状態を毎日報告する必要があります。

万が一、PCR検査で陽性がでた場合は?

安全認証レベル1のホテルには専任の医務官が従事しており、万が一、症状が出た場合にはホテル専任の医務官に指示に従い、ホテル内に設けられた隔離用の客室での滞在がまずは求められます。

その後、無症状の場合には隔離施設、症状が出た場合には私立病院に搬送されます。病院に搬送された場合には、救急車での移動を含む治療費が、ビザの申請前に加入が必要な保険から1ヶ月最大USD 50,000まで保証されます。

6. PCR検査について

・旅行者はフライトの96時間以内に、日本国内の認定試験所により発行された、陰性を示すPCR検査結果の証明書が必要です。飛行機への搭乗の際に提示します。

・入国後、PCR検査は宿泊ホテルで受けることができ、保健省が認めた私立の検査施設にて検査が行われます。ホテル滞在中は、同じ検査機関にて検査が行われます。

・入国後、最初のPCR検査について:ビザの申請前に支払い済みの最初のPCR検査は、各ホテルにてチェックインの前に行われ、保健省が認めた私立の検査施設にて検査が行われます。入国後、最初のPCR検査結果が陰性と出るまで旅行者の行動は最小限に制限されます。

・2回目のPCR検査について:入国後、5日〜6日目の間に行われる2回目のPCR検査もホテルにて行われます。13泊14日以上の宿泊の場合には、10日目〜14日目の間に3回目の検査が行われます。

・スリランカへ訪れる12歳以下の子供についてはPCR検査が除外されています。しかし、子供に症状が見られた場合、または濃厚接触者と判断された場合には、PCR検査を受ける必要があります。

・全てのPCR検査結果は各私立の検査施設から政府の疫学期間に報告されます。

・パスポート番号が旅行者の参考番号として利用され、報告および支払い状況の確認などに用いられます。

日本への帰国前のPCR検査もお忘れなく!

現在海外から日本へ入国する全ての方(日本国籍を含む)は、検疫所へ「出国前72時間以内に受けた検査の結果の証明書」の提示が必要です。この検査証明書が提示できない場合、日本への上陸が認められないことになります。

検査証明書には満たすべき要件があり、必ず詳細を読んで、搭乗前に、ご自身で、要件を満たしているかご確認ください。詳細については厚生労働省のウェブサイトもご参考ください。

出国前72時間以内に必ず追加のPCR検査を受けるようホテルに依頼する必要があります。

7. 移動のアレンジについて:旅行者関連

・移動をアレンジする旅行会社およびホテルは、保健省およびスリランカ観光開発局による新型コロナウイルス対策ガイドラインを尊守する必要があります。

・ホテルおよび旅行会社は、それぞれの旅行者グループにそれぞれの移動手段をアレンジする必要があります。

・旅行中、旅行者グループによる他の旅行者グループへの接触、また別々の旅行者グループが混在するのを控えるようにしてください。

・ホテルおよび旅行会社は、事前に旅行者の移動計画を把握するように求められています。

・国内線の利用も可能ですが、厳しいガイドラインを尊守する必要があります。

移動を伴う旅行も可能ですか?

はい、可能です。しかし、入国から13泊14日までは安全認証レベル1の認証を受けたホテル、および認証を受けた限られた観光地のみ移動が可能です。

また、移動手段は認証を受けたホテルおよび旅行会社が手配する専用車での移動のみ可能となっている他、渡航前に移動計画を旅行会社と相談する必要があります。現地でのプラン変更などはできません。土産店も認証を受けた限られたお店のみ訪問が可能となります。その他の土産店などには立ち寄りできません。

14泊以上の滞在の場合には、15日目から自由に移動が可能となります。

8. 移動のアレンジについて:ドライバー関連

・旅行者情報と移動記録を常に維持する必要があります。

・新型コロナウイルス対策のため、旅行者の到着前に全ての詳細を保健省およびスリランカ観光開発局に連絡する必要があります。これはドライバーの接触経路などを把握する目的で行われます。

・PPR(個人防護服)を着用していない場合、ドライバーなど全てのサービスプロバイダーは、サービスの提供後、PCR検査を受けた上で、14日間の隔離が求められます。保健省の新型コロナウイルス対策タスクフォースおよびスリランカ観光開発局へ、隔離施設の場所など必要な詳細を報告する必要があります。

空港係員などは防護服を来てお迎えする場合があります。

新型コロナウイルス感染対策のため、個人防護服なしに旅行者に接触した関係者は、14日間の隔離が求められています。そのため、空港係員、ホテルスタッフ、ドラバーやガイドなどは、防護服を着て旅行者をお迎えする場合があります。防護服を着て接触した場合には、隔離は求められていません。

9. ツアーガイド、ドライバー、その他関係者について

・ホテルおよび旅行会社は、旅行者に同伴する全てのスタッフに、PPE(個人防護服)、マスク、消毒液など十分な準備をする必要があります。

・PPE(個人防護服)を着ていない関係者は、旅行者との接触後、旅行会社がアレンジする隔離施設にて14日間の隔離が求められます。

・ツアーガイド、ドライバー、関係者には、旅行者と旅行中、安全ガイドラインを尊守した宿泊施設が提供されます。

・ホテル、旅行会社、ツアーオペレーターは、保健省および政府観光開発局によるガイドラインを尊守する必要があります。

・全ての関係者には、旅行中およびその後の14日間の隔離中、新型コロナウィルスの健康保険が適応されます。

10. 新型コロナウイルス陽性者への対応について:無症状患者

・保健省の認可を受けたホテルの専任医務官による指導のもと、隔離施設への移動が決まるまで、宿泊ホテル内の隔離専用の客室へ隔離されます。

・スリランカ観光開発局は、新型コロナウイルス感染者の無症状患者が見つかった場合、保健省に認められた適切な隔離施設を確保します。

・隔離が難しい場合(陽性者の出た団体グループなど)、スリランカ観光開発局が事前に定めた隔離専用ホテルにて隔離を行います。

・ホテルスタッフやその他濃厚接触者にも保健省のガイダンスに基づいた対策が適応されます。

11. 新型コロナウイルス陽性者への対応について:症状が出ている場合

・新型コロナウイルス感染の症状が出ている旅行者は、保健省またはホテルの専任医務官の判断の元、保健省が認めた私立病院に搬送されます。

・各エリアの保健省担当医務官が、適切に報告を受け、症状を把握する必要があります。

・ビザの申請前に加入が必要な保険から、救急車による移動費を含む病院での治療費などが1ヶ月最大USD 50,000まで返済されます。

12. その他の症状に対する治療について

・ホテルの専任医務官が状況を見ながら判断します。

・入国から13泊14日以内に症状がでた患者のみ、スリランカ観光開発局および保健省が認めた病院にて治療が行われます。

・各エリアの保健省担当医務官が、適切に報告を受け、症状を把握する必要があります。

・治療費については、旅行者個人の海外旅行保険でカバーする必要があります。

ビザ取得前に加入する保険は、新型コロナウイルス感染以外の治療には適応されません。

持病など、新型コロナウイルス感染による症状と認められない場合にはビザ取得前に加入する保険は適応されません。事前に、別途海外旅行保険に申し込むことをお勧めします。

13. 観光従事者への対応について

・入国から13泊14日以内の旅行者を受け入れるホテル敷地内の、旅行者と直接的な接触のある全てのスタッフは、旅行者の宿泊が終わってから、さらに14日間、ホテルから出ることはできません。

・隔離方法については、ホテル専任の医務官による監督のもと、各エリアの保険機関とともにアレンジされます。詳細は、保健省、新型コロナウイルス対策タスクフォース、スリランカ観光開発局により提供されます。

・スタッフには定期的に保健省が出すガイドラインにしたがってスクリーニングが行われます。

・全てのスタッフは管轄の保健省医務官によるガイダンスの元、適切なリスク対策が求められる他、新型コロナウイルス陽性者が旅行者が出た場合には適切な介入が施行されます。

・ホテル、旅行会社およびツアーオペレーターにて、新型コロナウイルス陽性者が旅行者および従業員から見つかった場合には、保健省およびスリランカ観光開発局が施行するガイドラインを尊守する必要があります。

14. 観光地の訪問について

・許可を受けた観光地への訪問は、バイオセキュリティーバブル環境化で、各旅行者に振り分けられたタイムスロットで、訪問日当日にアレンジされます。

・観光地への訪問許可は保健省、新型コロナウイルスタスクフォースおよび管轄の医療機関によるコンサルテーションの元、スリランカ観光開発局によって認められます。

・旅程は、スリランカ観光開発局を通して、事前に観光地の管轄の医療機関や観光地の管理エージェントへ共有されます。

・食事場所やトイレ休憩場所など、途中の立ち寄りは全て旅程に含まれている必要があり、立ち寄りを希望している管轄の医療機関のコンサルテーションの元に立ち寄りが可能となります。

・ガイド、サファリのジープドライバー、バスドライバー、その他のドライバー、アシスタント、通訳など、旅行者に同行する全てのスタッフは、PPT(個人防護服)を着用しない場合、PCR検査を受えた上で、14日間の隔離が求められます。

・現地住民との接触リスクを最小限にするため、旅行会社が訪れることのできる観光地のタイムスロットはスリランカ政府観光局のウェブサイトに発表されます。

認可を受けた観光地は自由に旅行ができますか?

バイオセキュリティー環境下においても、訪問可能時間などに制限があるため、好きな時間に好きな場所へ訪れるのは難しいです。ガイドやドライバーの指示に従いながら、事前に決められた旅程にそって旅行をする必要があります。

13泊14日以降も、ガイドラインにしたがっての旅行が求められます。観光地訪問にあたっては注意が必要です。

 

安全認証レベル1のホテル

2021年4月現在、安全認証レベル1ホテル(Safe & Secure Level 1 Hotel)に認定された169件のホテルのうち、日本人旅行者に人気のホテルをリストアップしました。随時増えていく予定です。

ラグジュアリーリゾート

アマンウェラ
アナンタラピースヘイブン
ケープウェリガマ
ジェットウィングヴィルウヤナ
タージベントータ
フォートレスリゾート&スパ
ワイルドコーストロッジ

ヴィラタイプのこじんまりとしたホテルもいくつかありますが、設備の整った開放感のあるホテルを選んでいます。

シーギリヤ近郊

アリヤリゾート&スパ
アマヤレイク

その他、リーズナブルな3つ星ビーチリゾートなども安全認証レベル1のホテルに認定されています。

長期のリーズナブルなビーチリゾートステイなども可能となっています。

安全認証を受けた現地旅行会社

2021年4月現在、安全認証を受けた旅行会社(Safe & Secure Travel Agents)186件のうち、日本語対応スタッフのいる現地旅行会社およびおすすめの大手旅行会社をピックアップしました。

訪問可能な観光地

現在18箇所が訪問可能な観光地として、入国から13泊14日以下の滞在でも、バイオセキュリティーバブルの環境下、事前の旅行計画に沿って訪れることができます。

自然保護区&国立公園など

※2021年5月4日より国立公園への訪問が制限されています。

シンハラージャ自然保護区(世界遺産)
ヤーラ国立公園
ウダワラウェ 国立公園

エレファントトランジットホーム
カウドゥッラ国立公園
ウィルパットゥー国立公園
ミリッサホエールウォッチング

ピンナワラ動物園
ピンナワラ像の孤児院
リディヤガマサファリパーク

文化遺跡

シーギリヤ ロック(世界遺産)
アヌラーダプラ(世界遺産)※
ポロンナルワ(世界遺産)
※スリーマハー菩提樹をのぞく

植物園

ペラデニヤ植物園

伝統工芸関連

ラクサラキャンディー支店
ラクサラピンナワラ支店

寺院など

仏歯寺
コロンボ博物館

訪問可能なその他の施設

土産店やレストランなども、スリランカ観光開発局の認可を受けた施設のみ訪問が可能です。ムレスナティーキャッスルやパラダイスロードギャラリーカフェなどの人気店も含まれています。

宝石店

アミスジェムス(キャンディー)
ガーミニジェムス(キャンディー)
イシニジェム&ジュエラーズ(キャンディー)
ニューモンスーンジェムズ(ゴール)
プラサンナジェムセンター(キャンディー)
プレマダーサ(コロンボ)
シファニジュエラーズ(コロンボ)

スパイスガーデン

ハイランズスパイスガーデン(マータレー)
アイランドスパイスグローブ(ケゴール)
ニューパラダイススパイスガーデン(マータレー)
ランウェリスパイスガーデン(マータレー)
リージェントスパイスガーデン(マータレー)
スサンタスパイス&ハーバルガーデン(ケゴール)
ワドゥラハーブステーション(ケゴール)

スパ

グッズ・スパ(マータラ)

土産店

ラクアーケード(コロンボ)
ラクミニ(キャンディー)
オークレイウッドキャビン(キャンディー)

レストラン

ムレスナティーキャッスル(ヌワラエリヤ)
モンスーンコロンボ(コロンボ)
ネブラガーデンズ(ゴール)
パラダイスロードギャラリーカフェ(コロンボ)
ランウェリレストラン(マータレー)
サイアムハウス(コロンボ)
トロピカルビレッジリゾート(ダンブッラ)

 

参考サイト

Sri Lanka Toursim Promotion Bureau
Hello Again! – Sri Lanka Tourism Promotion Bureau
Travel Voice Sri Lanka
Epidemiology Unit, Ministry of Health
外務省 海外安全ホームページ
厚生労働省 水際対策に係る新たな措置について
経済産業省 TeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)

 

お問い合わせ

一般の旅行者による旅行相談などは受け付けておりませんが、スリランカ旅行を扱っている現地の旅行会社や日本の旅行会社などご紹介することは可能です。

B2Bのお問い合わせは受け付けております。スリランカツアーの企画造成や研修旅行、イベント運営、オンラインイベント、オンラインツアーの企画他、メディアによる視察旅行などお役に立てることがございましたらお気軽にご相談ください。

 

運営会社について

KSTCは、スリランカ観光を日本で盛り上げるサポートができればと事業をスタートしました。

スリランカでの外国人旅行者受け入れ再開に伴い、中継によるオンラインでのホテル視察や、現地ツアーオペレーターとの商談会など今後も企画ができればと思っております。

KSトラベルコンサルタンツ(KSTC)
東京都港区浜松町2-2-15 浜松ダイヤビル2F
info@kstcjapan.com
www.kstcjapan.com

このページについて

このページに掲載している翻訳は、KSTCが運営する「スリランカ観光ニュース」へのリンクを貼っていただければ、自由に転載、再配布が可能です。旅行会社のウェブサイトなど商用目的でも問題ありません。